営業で今すぐ使える!?法則・効果・理論まとめ13選!!

仕事術

世の中には様々な法則・原理・理論・効果があります。今回はその中でも知っていると便利な、または仕事で使えるんじゃないかというようなものをまとめました。それではどうぞ。

画像優位性効果

ジョン・メディナ氏の研究結果によると、言葉だけの伝達では72時間後には10%しか記憶に残ってないが、これに絵を加えると65%が記憶に残ると言われています。プレゼン資料を用意する際、文字だけでは記憶に残らないため、表やグラフ、イラスト等を活用すると良いでしょう。

作業興奮

ドイツの心理学者エミール・クレペリン氏が発見しました。これは何か作業をするときに「めんどくさい」や「気分がのらない」ということってありませんか?そんなときはまず始める。5分だけでも良いので始めることにより、やる気の素であるドーパミンが出て、長時間の作業ができるという効果です。部屋の掃除とかが正にそんな感じではないでしょうか?

メラビアンの法則

心理学者アルバート・マレービアン が提唱した「メラビアンの法則」に よれば、対人間コミュニケーションには三つの要素、言語、口調 ( 聴覚 )、ボディランゲージ ( 視覚 )、がありこれら三つの要素は、メッセージに込められた意味・内容伝達の際に占める割合が違い、これらの要素が個々に矛盾した内容を送っている。また、その状況下においては、言葉が伝達に占める割合は7%、声のトーンや口調は38%、ボディ・ランゲージは55%であったとされている。従って、言語コミュニケーションと非言語 コミュニケーションに不一致が生じた場合、メラビアンによれば、言語コミュニケーション(7%) よりも非言語コミュニケーション (38%+55%) の方がはるかに優勢な要素となる。一般的に「見た目が一番重要」という内容が独り歩きしているが、コミュニケーション全てに通用するわけではないようです。

ザイアンス効果

単純接触効果とも言う。アメリカの心理学者R.ザイアンスが提唱した心理効果のことで、「ザイアンス効果」と言われている。特定の対象に何度も繰り返して接触することにより好感度や評価等が高まるという効果。人間関係においては「熟知性の原則」と呼ばれ、知れば知るほどに好意を持つという心理効果である。営業では定期的に顧客に足を運ぶことがそれにあたります。

カクテルパーティー効果

ワイワイガヤガヤ騒がしいパーティー会場で、多数の会話が入り乱れて会話が雑音にしか聞こえない環境でも、人は仲間の会話を雑音から切り離して聞き分けることができる効果。「音声の選択的聴取」とも呼ばれ、営業においては顧客の名前を頻繁に呼ぶことも効果があるようです。

返報性の原理

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。
身近な例では、試食がある。試食は本来は、無料で食品を提供し、その味を客が確かめ、購買に値すると判断した場合に買ってもらうプロモーション戦略のひとつであるが、客は店員から直接食品を手渡されることによって、その味いかんにかかわらず商品を買わなければいけないという気持ちになることが多い。よくセミナーやマーケティングの本にも書いてあります。「施されたら施し返す、恩返しです!!」という有名な言葉もありますよね(笑)

ヤーキーズ・ドットソンの法則

過度のストレスを受けて育った子どもは、短期記憶 を司る大脳辺縁体の海馬が萎縮し、記憶力、思考力、 発想力等が低下すると報告されている。その一方で、スウェーデンのリンショーピン大学では、野外環境と いう適度なストレスが学習効果を高めるとして「アウ トドア教育」を推奨している。また、ストレスとパフ ォーマンスの関係はヤーキーズ・ドットソンの法則で示されており、人は高すぎず低すぎず適度なストレス を受けている時、最も良いパフォーマンスを発揮できると言われている。適度なストレスそれが一番難しいんじゃないんですかね💦

トリクルダウン理論

ドイツの社会学者であるジンメルがトリクル・ダウンセオリー(滴下理論)を発見した。ジンメル のトリクル・ダウンセオリーは,以下のような階層間の流れがある。王様→貴族→大富豪→市民→貧民である。つまり、王様のライフスタ イルやファッションを貴族が模倣をする。貴族をみて大富豪が模倣をする。大富豪をみて市民が模倣をする。そして市民があきてしまったら廃棄。「トリクルダウン(trickle down)」という表現は「徐々にあふれ落ちる」という意味で、大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となるとする仮説である。アベノミクスもこの理論を活用していましたが、現在では否定的な意見も多いようです。

カチッサー効果

心理学者のエレン・ランガーが実験をおこなった。人に何かを頼む時に単に「○○してもらえますか?」と言うよりも「○○なので、○○してもらえますか?」と理由をつけると承諾されやすい。ささいな頼みごとの場合は、頼みごとの内容とあまり関係のない理由、こじつけでも承諾されやすい。カチッサーの語源はテープレコーダーの再生ボタンのカチッという音と砂嵐のサーという音である。

エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線はドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが自分を実験台にしてランダムな単語を覚えてから、どのくらいの期間忘れないでいるかを測定し、結果をグラフ化したものである。実験開始から20分後には42%、1時間後には56%、9時間後には64%・・・というように忘れていく、という結果が出ている。インプットだけでは覚えるのが難しい、なのでアウトプットまでがインプットであるということを忘れてはいけない。

ハロー効果

ハロー効果(halo effect)とは社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと。光背効果、ハローエラーともいう。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。ハロー効果は、良い印象から肯定的な方向にも、悪い印象から否定的な方向にも働く。権威性とも言いますね。東大卒とかイケメンとか医者とか美女だと同じ事を言って受け取られ方が違うということですね。世の中不公平ですよ。

パレートの法則

売上の80%はブランド購買客の上位20%からもたらされているというマーケティング上最も有名な法則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。これはもう有名すぎますね。マーケティングだけにとどまらず、色々なところで適用されている気がします。

フレーミング効果

ある問題や疑問を取り巻く「枠組み」が、人の反応に影響を与えることがある。例えば5万円の特別手当を出そうと言われた場合と、5万円の払い戻しと言われた場合ではどちらがお金を使いたくなるでしょうか。人は意思決定をする場合情報の意味する内容が一緒であってもその問題認識の心理によって結果が異なる傾向があります。

いかがでしたか。他にも様々な法則や理論があります。各々業界は違いますが、この法則や理論を自分の仕事に落とし込んでうまく活用していきたいものです。

おわり

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