もう大切な部下を辞めさせない、部下を育てる上司の心得!!

仕事術

いきなりですが営業職というと離職率の高い仕事というイメージをお持ちじゃないでしょうか?実際私自身も4回転職をしていますが、営業社員の入れ替わりはかなりあったと記憶していますし、そもそも就職の選択肢として営業をはなから除外していることも多いと思います。と言うことは、数少ない入社してくる人材をいかに長く活躍してもらうかにかかっていると言っても過言ではないと思います。退職を決意する要因は多々ありますが給料が低いや長時間労働、やりがいを感じない等様々です。その中でも人間関係がうまくいかず辞めてしまうケースもかなりの数があるのではないでしょうか。今回はその人間関係の中でも上司に焦点を当てて、上司から部下に対してどういった指導やコミュニケーションをしていけば良いのかを見ていきたいと思います。

こんな人におすすめ

・離職率が高くて人が定着しない

・部下とどう接して良いか分からない

・どういう指導方法があるのかを知りたい

多様なメンバーと仕事を共にしていることを忘れてはならない

まずはこれですね。職場には様々な性格の人達がいます。現代では性格だけでなく国籍が違うことも普通になってきています。そうなると相手の思う「考え」「普通」が違ってきます。自分の常識が相手の常識ではないということが往々にしてあるということを忘れてはいけません。

共通理解を深める方法は話すことです。しかし、長々と話すと部下からウザがられたりします。そんなときはPREP法を使います。これは下記に記載している頭文字を取ったものです。

P⇒ Point:結論 主張や要点から話始める

R⇒ Reason:理由 最初に上げた結論の理由や根拠を説明する

E⇒ Example:具体例 具体的な事例を挙げる

P⇒  Point:結論 結論の再確認・念押しをする

この話法を実行し、最小限の時間で、最大の生産性の高いコミュニケーションを意識していきましょう。また部下は公平性を求めます。国籍や年齢、性別に関係なく実力がある人が挑戦できるフェアな環境を用意する必要があります。言葉を交わしていくにつれ、自分とは違う意見が出てきます。しかし、自分が正しいと思い発した言葉や指示が古い考えややり方に周りからは見えているかもしれません。日々自分をアップデートしていくことが大切です。

「私の方が凄いんだ!!」という考えを捨てよ

時代錯誤の考えをアップデートしましょう。「私の方が凄いんだ!!」なんて考えでは部下の育成がうまくいくはずがありません。上司はマネジャーであるべきで、プレイヤーとして部下と競っても邪魔をするだけです。教え方にしても、以前であれば「見て学べ」と言われて育ったビジネスマンも多いかと思います。しかし、それは何も教えていないのと同じです。今の時代は短時間で成果が求められる時代です。相手や状況に合わせて教え方や任せ方などを変えていくことで、成長する速度を加速させましょう。

モチベーションを上げるために飲み会だったり、レクレーション等を行うのはあまり効果がありません。なぜかと言うと仮にそこで上がったモチベーションは、例えば彼女に振られた等の理由でまた下がります。モチベーションに常に左右され仕事どころではありません。モチベーションに頼るのではなくルーティンワークのような淡々と行う業務にしていきましょう。

コーチング力を鍛える

あなたが「チームに一体感がない」や「同じ方向をむいていない」と感じているのであれば、それは目的が共有されていないということです。チームみんなが「共通の目的意識」を持つための方法として「KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)」を設定します。例えば、会社が前年比15%増やすとなった場合、「新規を50件獲得する」や「50件の新規を獲得するために150件の飛込み営業をかける」等の具体的なプランを作成することです。また、上司のコーチングでありがちなことが、自分のコピー(分身)を作ろうとしてしまうことです。部下が自分で考え成果を出し、それを次の人に教えられるよう導くことが大切です。上司の仕事は学びやすい機会をつくり環境を整えることが重要と言えます。

部下が活躍できるよう【任せる力】をつける

特にプレイヤー時代に優秀だった上司は何でも自分でやってしまう傾向があります。それでは本来得られるはずの部下の経験や成長は得られません。部下を育てられないどころか上司としても成長できていません。確かに新しい仕事を部下に任せるにはリスクはあります。ですが少しづつでも任せる癖をつけて行くことが大切です。ただなんでも任せてしまうのは間違いで、その人の実力より少し上の仕事を任せましょう。その為にはその人とコミュニケーションを深め、適性や実力を見極めなければなりません。またそういったチャレンジには失敗はつきものです。「成果が上げれば部下に、結果責任は自分がとる」そういったスタンスを表明することで、部下は安心し、また信頼してくれます。

コミュニケーション【確認する力】

部下からなかなか相談してこないなと思うようなシチュエーションをかなりあると思いますが、それは信頼関係が構築できていないだったり、単純に面倒だなと思われているかもしれません。改善するためには普段からコミュニケーションをとる機会を増やすしかありません。そのためには、例えば週に1度長いミーティングや話し合いを持つよりも、毎日5分、10分位話し、コミュニケーションの回数を増やしていきましょう。コミュニケーションは質より量が大事です

なんでも知りたがる知っていないと不安で全て報告させる上司がいます。報告自体が目的となっている状態です。報連相は、事実と意見を分けて伝えてもらいます。「5W1H」や数字を使って具体的に報告してもらうと良いでしょう。また部下がなかなか報告しないのは、自分が話しかけるなオーラを出しているのではないでしょうか。これは上司としての役割を果たしているとは言えません。もちろん忙しい日があり、イライラする気持ちは分かりますが、いつでも話しかけても良いという雰囲気作りは非常に大切です。

以上です。もちろんそれぞれの会社によって出来ることと出来ないことがあるのは承知してますが、実際上司との関係が悪化し人材を失うといったことを数多く見てきました。これからはジョブ型労働をはじめとした働き方改革で状況が大きく変わっていくことが予想されます。早期退職といった実質リストラを実施する会社も増えていくと思われます。そうならない為にも、しっかりとマネジメントスキルを身につけ無くてはならない存在になっていきましょう。

おわり

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